第43回全国大学ラグビー選手権決勝 早稲田大学vs関東学院大学 於国立競技場
2002年の正月以来、久々に大学選手権の決勝を観戦。あの時から決勝戦が6年連続で同じ顔合わせってすごいなあ。
高校ラグビー部時代の同級生を誘って3人で観戦。特にどちらのひいきということも無かったのだけど、なんとなく空いてそうだからという理由で関東学院側の自由席へ。結果としてえらく盛り上がる中で観戦できたので良かった。
試合は序盤から終始関東学院ペース。みんな言ってることだけど、ラインアウトを完全に制圧してたのが大きかったし、接点での当たりも関東が上だったと思う。早稲田はことごとく当たり負けしてた感じで。学生相手にあそこまで劣勢になる状況を想像できてなくて、完全に受身になってしまった印象。それでも前後半ともトライを返していたのはさすがだけど、完全にディフェンスを崩してとったトライは最後の（もう勝敗が決した後の）1本だけだったんじゃないかな。あとのトライは両ウイングの個人技。まあその個人技が凄くて感心したわけだが。
会場も最初は「関東もやるなあ」という感じだったのが、段々「あれ？関東勝っちゃうんじゃない？」みたいになって、最後には「こりゃ関東の方が強いわ」って雰囲気に変わっていった気がする。文句無しに今年のチャンピオンは関東学院だね。
気になったこと2つ。
- 関東ファンの中年女性が、たぶん酔った勢いだけど、調子に乗って「殺せー」とか言ってるのにドン引き。ロスタイムには「もう時間切れでしょ！ホイッスルは？」とか騒いでた。ラグビーはプレーが切れない限りは試合が終わらないっていうことも知らないみたいで。別にルールは覚えればいい話だけど、マナーみたいなのをあの人が覚えるかどうか、微妙。
- 試合後のインタビューでNHKのアナウンサーが関東の吉田キャプテンに「これで矢富を抑えて日本一のSHですね！」みたいな内容の質問をしてたのにドン引き。ああいう場面でああいう質問をされて、一体どう答えればいいのか。吉田君は一瞬固まっていたけど、当たり障りの無い返答をしてた。アナウンサーよりよっぽど大人だと思う。
まあとにかく素晴らしい試合で満足した。あまりに満足して、友人たちと大学選手権決勝の観戦を毎年恒例にすることで一致した。来年、キックオフと同時に「あけましておめでとう」とビールで乾杯するのが今から楽しみだなあ。
