宮城県北西部、両親のルーツの町へ。母の実家で伯父伯母従弟とお茶を飲みながらお話。23歳の従弟は車が流され、勤め先の工場は泥の掻き出しがようやく終わったところだそう。他にも2ヶ月の赤ん坊を抱えて避難した従妹の話とか、地震のショックで亡くなった親戚の話とか。
帰宅後、今回の帰省の締めくくりとして母の仏壇を掃除。震災前からそうだが、仏壇をきれいにすると気持ちが落ち着く。


東北新幹線、初乗車のはやぶさに興奮しつつ帰京。電車でこんな高揚感を覚えるのは副都心線の開通時以来だなあ。
車内で地元出版社荒蝦夷発行の「仙台学 vol.11」を読む。17人の書き手が今回の震災について綴っている。震災直後の率直な心境をストレートに吐露している内容。もちろんそれぞれが物書きのプロなので読み物として成立している。震災後の整理がつかないモヤモヤした心境をわかりやすく言語化してくれているから、自分の気持ちの落としどころが見つかるだろうと思う。みんな読んだらいいけど、あえて言えば、被災地に縁がある人にこそ響く内容だと思う。


明日は脱力しよう。
そんな3日。