引き続き仙台帰省中。引き続きいろいろ見たり聞いたり。


昨日はかなり飲んだ。
第1ラウンドは宮城県警に勤めている大学時代の友人と。震災後、昨日がようやく2回目の休みだったそうで。津波の被害に遭った実家の様子や、毎日遺体安置所で仕事している様子などを聞く。多少不謹慎トークも交えつつ、普通な感じで普通じゃないことを話して飲んだ。
友人と別れた後、第2ラウンドは中高時代の友人がやっている仙台駅前の海鮮居酒屋に行ってみた。もう閉店の時間(短縮営業中?)だったけど、顔を出したら心よく迎え入れてくれた。お客さんが帰った後だったので逆にゆっくり話ができた。魚は全国各地から仕入れているそうで営業に支障は無い様子。常連のお客さんがたくさん来てくれてありがたいと。こういう状況だとチェーン店より個人経営のお店の方が強いのかもしれない。
2軒とも楽しく飲んだ。ただ、別れ際に「今日はありがとう」とお互いに言い合うあたりがいつもとちょっと違うところか。どうやって帰ったか覚えてないくらい泥酔。2軒目の後吉野家に行ったことは辛うじて覚えている。並盛とコールスローだったかしら。飲んだ後のドカ食いはかなり久しぶりだ。


で、今日。
事情がありどうしても仙台に帰省できない友人がいて、代わりに御実家を訪ねてみた。家屋にかなりの被害が出ていて、かける言葉もない。私が行って何か手伝うわけでも無いのに、逆に歓待というか、わざわざ来てくれてありがとう的なもてなしを受けて恐縮する。ただ話を聞いて相づちを打つだけで役に立つのならいくらでも打ちますわよ。そういうの嫌いではないし。

それから勤務先の仙台営業所を訪ねていろいろお話。所員は後輩ばかりだがその若さが救いになっている気がした。状況を深刻に受け止めつつ、いい意味であっけらかんとしているところもあり。仕事するうえで今は明るさとか馬力みたいなものが特に必要だと思うから。

夜は父と晩酌。六ヶ所村の核燃料再処理施設で周辺の道路整備等に携わった時の話を聞いた。父の話は現場の、本当に末端の話だと思う。そんな末端に至るまで、限りなく黒に近いグレーが横たわる現実。無知は罪、無関心は罪ってことだなあ。


祖父も父も、私がつくった夕食を美味しいと言って食べる。
私も早く息子がつくった料理食べてみたい。

そんな2日。