今日は札幌競馬場に行って穏やかに過ごしつつ神戸新聞杯の馬券を買おうと思っていたのだけど、起きたら12時過ぎだったのでやめちゃった。レースはテレビで見たけど、ディープインパクトはホントに強いなあ。3冠達成の瞬間を見に京都に行きたいくらいだ。
強いといえば朝青龍も強いなあ。まさに横綱、あんたすげーよマジで。7連覇達成の瞬間を見に福岡に行きたいくらいだ。


で、オレもなんかやらなきゃと思ってちょっと坊主にしてみた。



いつも行ってる床屋さんが混んでて2時間待ちだったので、初めての床屋さんに行った。まあ人生で初めての坊主だから、床屋も初めてでいいんじゃないかな。どうせ「いつも行ってる」って言っても前回行ったのは3ヶ月以上前だし。
10分くらい待たされてからまず顔を剃ってもらったのだけど、その間ずっと緊張した。なにせわたしは今日坊主にしたいわけで、後でそれを伝えるんだと思うともうドキドキが止まらないよ。
ヒゲ剃り終わったところで主人の男性が来て、「今日はどんな感じで?」って聞いてきた。「坊主で!」って言おうと思っていたのに、いざ言う段になったら勇気が無くなって「けっこう短くしたいんです…」とか言ってしまった。嗚呼。


「短くっていうと、軽く立つくらいの感じですか?」
「いや、あの、坊主にしちゃおっかなあと思うんですけど…」
「ああ、坊主ですか。」
言いながら主人は笑顔でうなずいている。きっと坊主にしたいとなかなか言えないチキンなわたしの心中を見透かしたんだろうなあ。


「坊主と言ってもいろいろありますんでね。本があるんですよ。坊主の」と言って持ってきたのが「坊主Style」って雑誌。それ見たら急に元気が湧いてきて、「初めて坊主にするんですけどどうですかねえ。似合わないかなあ」なんて訊いちゃったりして。どこか迷いがあったのが吹っ切れたぽい。坊主Styleで。


「なにかイメージあります?こうしたいみたいな」
「あ、実はちょっと持ってきたんですよ」
「ああ、写真ですね」
「はい、ちょっと友達のを…」


嘘つきました。
この写真(ていうか画像をプリントアウトしたもの)は、昨日Googleのイメージ検索で「坊主」と入れてヒットした中で一番イメージに近かった人の画像なんです。勝手に友達を名乗ってしまってホントに申し訳ないです。


「会社は大丈夫なんですか?坊主でも」
「ええ。まあスキンヘッドとかはまずいでしょうけど」
「そうですか。最近は坊主にする人多くてですね。自分でバリカンでやる人もかなりいるんですよ。ただ自分でやってるとどんどんエキサイトしちゃって、どこまでがセーフでどこからが過激な線なのか分からなくなっちゃうんですね。けっこう坊主禁止って会社も増えてるみたいですよ」
「へぇー。そうなんですか」
バリカンとはさみで髪をばっさり切ってもらっていると、なんだかおかしくなって来てニヤニヤしてしまった。これが主人の言う「エキサイトしちゃう」感覚なんだろうか。たしかにどうせ切るならギリギリまでいってしまいたいと思うかも。
そんなわたしの心中をまたしても見透かしたのか、主人は「もうちょっと攻めてみますね」と言いながらさらに切る。過激だなあ。


ほぼイメージしていた通りに仕上げてもらった。友達みたいな坊主Style。「どうもありがとうございました」と言って見送る主人の笑顔がとても満足気だった。こちらこそありがとう、いい仕事でした。


会社や得意先の反応が楽しみだね。
そんな25日。